まち情報
まち情報<詳細>
【11/2(土)開催!】野外映画会「進修館劇場」
「すりばち状の芝生広場の中心にスクリーンを構えれば、段々に客席ができ、そこはまるで劇場だ。映画館のないこの町にも、三三五五に人々が集まり、一緒に笑い、泣き、感動する。そんな風景を見たくて、進修館を劇場に見立てた野外映画会を開催します」こう語るのは、主催者の、菊地純平(きくちじゅんぺい)さん・沙耶(さや)さん。開催情報とともに、開催に至るまでの菊地さんの想いをご紹介します。
【開催情報】
日時:2024年11月2日(土)17:30〜19:30上映(16:30開場)
場所:コミュニティセンター進修館 芝生広場
上映作品:バック・トゥ・ザ・フューチャー (吹替版)
入場料:500円(高校生以下無料)、申込不要
※雨天時は時間・場所を変更して開催(進修館内)
出店者:
あじまんま
世界のsnackごはん-離れ-
サカヤ×ビストロ FusaFusa @ROCCO
宮代もち処 @ROCCO
まちゆく風呂敷
注意事項:
・チケットは当日受付でご購入ください。
・受付は、「進修館前」交差点側にございます。どこからでも入れる施設ですが、入場の際にはまず受付にお越しいただくよう、ご協力お願いします。
・受付の際にリストバンドをお渡しします。
・会場には座席のご用意がありません。 敷物のご準備をおすすめします。(レジャーシート、座布団、クッション、寝袋など)
・鑑賞環境の妨げになるためテントの利用はご遠慮ください。
・夜は冷えますので、温かい洋服でお越しください。 (ブラケットや寝袋などの持参もおすすめです。)
・雨天の場合は、進修館内にて開催します。変更内容については、当日の朝にSNSでご案内致します。
主催:進修館劇場実行委員会
協力:すみだパークシネマフェスティバル実行委員会、宮おじ会、Bamboo BOYZ
みやしろ芸術祭パートナーシップ事業
「建築文化1981年10月号より」
【いつか見たいと思っていた景色】
学生のころ、夫婦ともに建築を学んでいた純平さんと沙耶さん。宮代町にある「コミュニティーセンター進修館(以下、進修館)」や笠原小学校を設計した象設計集団が好きで1年半前に家族で引っ越して来ました。
1980年に建築され、40年以上町民に愛されてきた進修館。その中心となる広場では、かつてはしばしば映画会が開催され、人々がゆるやかに集まる風景があったそう。「雑誌の白黒写真でしか見たことがないそんな風景を、ちょっと特別な日常にしたい」そう思っていました。
8月に、宮代町に住む大学生の小椋圭人(おぐらけいと)くんが主催し、ココティすぎとで開催された「まちなかてづくり映画館トゥナイト(以下、トゥナイト)」に感化され、企画しようと思い至りました。トゥナイト主催の小椋くんと協力して、「進修館劇場」を開催します。
【「やりたい」が実現できるまち】
「『やりたい』と話をしたら、いろんな人が力を貸してくれました。なんでも手伝うよと声をかけてくれたり、3m×5mもの大きなスクリーンを設営するための単管パイプを貸してくれたり、出店で盛り上げてくれたり、自ら会場に竹灯籠を飾ってくれるという話もあって。この地域の温かさを感じました。ずっとやりたいと思っていたけど、この町だからできたんだと思います」と、菊地さんはこの地域の魅力を話します。
【名作を通して過去にタイムスリップ】
上映作品は「バック・トゥー・ザ・フューチャー」。1985年に公開された不朽の名作です。
「会場の進修館も同時期に建築されたものです。当時の時代を感じながら、タイムスリップによる時代の移り変わりに思いを馳せながら鑑賞できたら」と菊地さんは話します。
やりたいと言ったら、協力してくれる、応援してくれる人がこんなにたくさんいる、そんな地域の映画会。
とても楽しみです。みなさんもぜひ、足を運んでみてください。
文・やまこ