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パンの成長物語:ココティスクールレポート
こんにちは!すぎと町民ライターのありすです。
ココティすぎとでは「ココティスクール」という形で様々な講座が開かれています。
今回はその中の1つ「はじめてののばして楽しいパン成形♪」に参加してきたので、その様子をお届けします!
心にも体にも優しいパン
今回の講師は、楽ぱん(らぱん)の内山さんです。楽ぱんは、春日部を中心にパンを通じた多世代交流の場づくりを行っています。内山さん自身もパンが大好きで、パン生地の「赤ちゃんのほっぺ」のような柔らかさにいつも癒されているそうです。
楽ぱんでは、生地におからが入った「おからパン」や「おからマフィン」などの販売も行っています。おからは低糖質で食物繊維やタンパク質が豊富で体に優しい食材です。しかし、年間70万トンも廃棄されているという問題がありました。そこで、内山さんは廃棄量を少しでも減らそうとおからパン作りを始めたそうです。
赤ちゃんパンが一人前になるまで
【写真】焼かれるのを待つ生地
講座では一次発酵までされている生地を成形しなおし、具材をいれる体験をしました。普段なかなか触ることのないパン生地。打ち粉をしないと手に張り付くので、受講者みんなで最初は苦戦しながら丸めていきました。
この日は干しぶどう入りで形もぶどうを模した「ぶどうパン」と、チーズベーコンパンを成形しました。慣れてくると形も綺麗な丸に近づいてくるし、感触も心地よくなっていきました。絶妙な弾力は「赤ちゃんのほっぺ」と表現されるのも納得できました。
形が作りおわり、二次発酵を終えたパンを見ると明らかに大きくなっているのがわかります。これがなんだか嬉しくて、我が子の成長を実感したような気持ちになりました。この頃にはすっかり自分のパンに愛着が湧いていました。
ツヤ出しのために卵を塗り終えると、いよいよ門出の瞬間です。無事に美味しく焼けてくれることを、期待と不安の中祈っていました。
焼きたてパンからしか得られない心の栄養がある
【写真】立派なスチコンで焼かれる生地たち
オーブンからいい香りがしてきたので中を見ると、真っ白だった生地たちが立派に焼けて見事な「パン」になっていました。夏休み明けの小学生のようによく焼けたパンを受け取り、わたしは抑えきれず早速1つ食べてみました。
「うまっ!あちぃ!でもうまっ」
焼きたてのパンなんていつぶりに食べただろう。パン屋さんで焼きたてのパンとポップが貼られているのを買っても、食べる頃にはいつも冷めていることばかり。指で持つのもちょっと躊躇われるくらいのアツアツを久しぶりに食べました。
美味しすぎて、持ち帰って旦那に分けるつもりがほとんどを焼きたてのうちに食べてしまいました…。
パン成形の講座は大人気らしく、申し込むのが大変だそうです。けど今後も開催するとのことなので、ぜひこの記事を読んでくださった色んな方に、自分で丸めた焼きたてパンを味わってほしいです!
体も心も嬉しい楽ぱんの販売情報はInstagramにて掲載中です!
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