まち情報
まち情報<詳細>
2人のアーティストの世界を体験!「このハナ」イベントレポート
11月8日(金)に東武動物公園駅前の無印良品内・MUJI学び舎にて「この人の話が聞きたい」通称:このハナが開催されました。
このハナは、町内外で活躍するゲストスピーカーのお話をきっかけに、参加者同士の交流や新たなアイディアや試みを生み出す場を目指して行われる宮代町のイベントです。
今回のゲストは、中村郁実さんと峰村峻介さんのおふたり。
中村さんは白岡市出身のシンガーソングライター、峰村さんは宮代在住の美術アーティストです。
この日は2人の異なるジャンルの「アーティスト」の話を聞く回となりました。
それぞれの世界観がどのように繰り広げられたのか、レポートしていきたいと思います
諦めて得たもの、諦めず貫いたもの
前半は中村郁実さんの話を聞きました。
中村さんは話を始める前に自身の楽曲を2曲生演奏してくれました。
しっとりとした曲調と、中村さんのよく伸びる歌声が無印良品に響き、店内の雰囲気ともとてもよく合っていました。
参加者が楽曲にうっとりとしている中、中村さんは「諦める」をテーマとした話をしてくれました。
「王道を諦める」
「ギターを諦める」
「トレードマークだった坊主頭を諦める」
こうして、それまで自分がこだわってきたものを諦めることで、新たな自分のスタイルが確立され、今の自分があると中村さんは語ってくれました。
参加者からの質問コーナーでわたしは
「逆に諦めなかったことはなんですか?」
と尋ねると
「自分の作りたい曲を作ることは諦めなかった」
とアーティストとしてのかっこよさを感じられる回答をしてくれました。
タップダンスに出会うという「事件」
後半は峰村さんの話です。
まず峰村さんは今年の夏から始めたというタップダンスを披露してくれました。
「タップダンスをやろうと思いついたことは自分の中では事件だった」
という言葉から始まった峰村さんのトーク。
元々行っていた日本舞踊と、作品制作に向けた川の歴史の研究がどのようにして「タップダンス」にたどり着いたかを語ってくれました。
峰村さんは会場の大きい壁にキーワードの書いてある紙をいくつか貼り、それを使いながら「タップダンスに出会った事件」の真相を語っていきます。
日本舞踊の舞台背景とする幕をデザインする際に、裸足でインクをつけて布に足跡を何度も付けていったこと。
川の歴史から、堤防を作る際、当時は土を固めるのに大人数で踏み固めて作っていたこと。
この「その場で足踏みする」という共通の動きがタップダンスに繋がったと話してくれました。
参加者の感想からは「わかったような、わからないような…」という峰村ワールドに圧倒された言葉が漏れていました。
峰村さんが熱弁する度に、タップダンスシューズがカツカツと音を鳴らすのが面白くとても印象的でした。
ひとりひとりみんな面白い世界観を持っている
わたしがこのハナに参加するのは2回目ですが、前回と今回でも全然内容が違ったし、今回も前半と後半で会場の空気が全く異なるものになりました。
こうした、話す人によって会場の雰囲気が変わるのは、その人の世界観が毎回滲み出ている証拠かなと思い、とても楽しく感じています。
このハナは3ヶ月に1度行われています。
現地に行けなくてもライブ配信もされているので、よかったらぜひ見てください!
詳細はこちら!
「この人の話が聞きたい」Facebook